Trivial Technologyゲーム紹介(2) ジン・ラミー(Gin Rummy)

(注・日付捏造してます。実際は8月14日に書いた記事です)



https://itunes.apple.com/jp/app/gin-rummy-free/id426795228?mt=8 (無料版)
https://itunes.apple.com/jp/app/gin-rummy-hd/id405755026?mt=8 (有料版)
(当方、iPadは持っていますが、iPhoneは持っていません。iPadだけでプレイしてのレビューになりますので、あらかじめご了承ください)


 「ジン・ラミー」は2人で遊ぶラミー系のゲームで、「世界三大トランプゲーム」の一つと言われています。(あとの二つはコントラクトブリッジとポーカー)
 ラミーというのは、「各プレイヤーが、順番にカードを1枚引いては1枚捨てるのを繰り返し、役を作る」というゲームで、麻雀とかドンジャラを想像してもらえれば良いと思います。
 日本で最もポピュラーなラミーと言えば、何と言っても「セブンブリッジ」でしょう。ラミーなのになぜか「ブリッジ」を名乗っているという摩訶不思議な代物ですが、セブンブリッジをご存知なら、このジン・ラミーや、後で紹介する予定の「ラミー500」も入りやすいのではないでしょうか。

◎ルール

・最初に、両者に10枚ずつ手札が配られます。


・その後、カードが1枚捨て札置き場に置かれるので、先手のプレイヤーはそのカードを取るか取らないかを決めます。
 取らなかった場合は、今度は後手のプレイヤーが取るか取らないかを決め、後手のプレイヤーも取らなかった場合は、先手のプレイヤーが山から1枚カードを引きます。


・カードを取ったら、いらないカードを1枚捨て、以降は両者代わりばんこに、山札か捨て札のどちらかからカードを取っては、捨てるのを繰り返します。
 なお、捨て札から取った場合は、取ったばかりのカードをすぐに捨てることはできません。


・両者の手札には、次のように点数をつけます。低ければ低いほど良い点数です。

  • Aは1点、絵札(J・Q・K)は10点、他のカードは書かれている数字に等しい点数としてカウントし、手札の点数の合計が手札全体の点数になる。
  • ただし、以下のような「役」ができている場合は、その役を構成しているカードの点数は数えない。
    • 「セット」 同じ数字(文字)のカードが3枚もしくは4枚揃っている。麻雀で言うところの刻子槓子
    • 「ラン」 同じマークの数字が3枚以上連続している。麻雀で言うところの順子。Aは1、Jは11、Qは12、Kは13として扱う。Aは1としてのみ扱い、K→Aという繋ぎ方はできない。
○ノック

 「カードを捨てると手札が10点以下になる」という状態になったら、捨てる際に「ノック」を宣言し、ラウンドを終了させることができます。
 ノックが宣言されたら、両者とも手札を公開し、その中から役を構成しているカードを抜き出して、前に出します。
 その後、ノックされたプレイヤーは、(可能ならば)手札を相手の公開した役にくっつけて、点数を減らすことができます。(これを『レイオフ』と言います)
 レイオフが終わったら、両者の点数を比べます。ノックしたプレイヤーの方が点数が低い場合は、ノックしたプレイヤーは点差の分だけポイントを獲得します。
 しかし、両者の点数が同じか、ノックされたプレイヤーの方が点数が低かった場合は、逆にノックされたプレイヤーの方が点差分のポイントを獲得し、さらに「アンダーカットボーナス」として25ポイントを獲得します。

○ジン

 「カードを捨てると手札が0点になる」という状態でノックすると、「ジン」になります。
ジンの場合は、相手はレイオフすることができません。
 さらに、ノックしたプレイヤーは、通常のポイントに加え、「ジンボーナス」として25ポイントを獲得します。

○ビッグジン

 カードを捨てる前の状態で0点になっている場合は、「ビッグジン」になります。
 基本的に普通のジンと同じですが、ボーナスが25ポイントではなく31ポイントになります。


・ラウンドが終了したら、先手・後手を交代して、次のラウンドに進みます。
 先にポイントが100に到達した方が、勝者となります。


(参考サイトによると、山札の残り枚数が2枚以下になるとそのラウンドは引き分けになるようですが、そういう状況に遭遇したことがないので、このアプリではどうなのかはわかりません)

○その他のボーナス点

 ゲーム終了後、両者にはさらに、以下のようなボーナスポイントが与えられます。

  • ゲームボーナス 勝者にはボーナス100ポイントが与えられます。
  • ボックスボーナス 両者とも、「勝ったラウンド数×25ポイント」のボーナスを獲得します。
  • 完封ボーナス 一回も負けずに勝った場合は、さらに100ポイントのボーナスを獲得します。

◎バリエーション

 ゲーム開始時のルール設定で、以下のようなバリエーションを選択することもできます。

オクラホマルール

 最初に捨て札置き場に置かれたカードの数字に応じて、ノック可能な点数が変化します。
 絵札の場合は10点以下、2〜10の場合はカードの数字以下でノック可能になり、Aの場合はジンかビッグジンでしか上がれません。
 また、このカードがスペードだった場合は、このラウンドで得られる点数が2倍になります。
 オクラホマルールの場合は、目標点が150ポイントになります。

○ストレートルール

 このルールではジンかビッグジンでしか上がれません。
 また、ポイントに関係なく、先に4回上がったプレイヤーが勝者になります。


他にハリウッドルールというものがあるようですが、遊ぶには追加課金が必要なようなので、よくわかりません。

◎感想

 「早めにノックするか、ジンになるまで粘るか」の選択が重要なゲームです。
 「相手の手がどのくらい進んでるのか」を読むことができれば強いのでしょうが、私にはまだまだ難しいですね。
 また、相手がどんな役を作ってるのかを読んでレイオフを狙うという戦法も重要なようで、この読みが上手く当たるとなかなかに爽快です。
 「ジン・ラミー」でググるとハイレベルな猛者の皆様がガンガン見つかり、私のような素人が色々語っちゃ不味そうな雰囲気なので、これ以上のコメントは控えさせていただきます。
 なお、今回購入したアプリの中では、対人戦の相手は見つかりやすい方です。(有料版のみ対人戦に対応しています)


参考:http://homepage2.nifty.com/cardgame/ginrummy.html